ダルシーが最も大切にしていることは、
カカオ豆の選定からチョコレートの製造に至るまで全ての工程を徹底的に管理することです。
カカオ豆(Bean)からチョコレートバー(Bar)までの
全行程を一貫して管理・製造する「ビーントゥバー方式」により
カカオ豆の栽培から品質管理、生産者の労働条件、製造方法、商取引まで
全てを確認し地元のカカオ生産者を支援しています。
この活動を通じて、公正な賃金の保証と児童労働の排除を徹底しています。
トレーサビリティを確保しながらオリジナリティ溢れる高品質なチョコレートを
日本のみなさまにお届けするためダルシーでは以下の取り組みを行っています。
チョコレートの主原料となるカカオ豆は、南米のペルー、エクアドル、コロンビア/アフリカの マダガスカル、カメルーン、リベリア、サントメ・プリンシペ/カリブ海のドミニカ共和国などの 農園から調達しています。それぞれの地域のカカオ豆はワインのように独自の風味を持って おり、これらがダルシーのチョコレートの特別な味わいを生み出しています。
また、ダルシーでは、カカオ生産者と直接取引を行い仲介者をできるだけ減らしています。 これにより、カカオ豆の新鮮さを保ち、最高の品質を確保するよう努めています。カカオ生産 者に対しては「最低購入価格」を設定し、万が一、市場価格が変動することがあっても生産者 が安定した収入を得られるような独自の取り組みを行っています。
ダルシーは、人権の尊重を非常に重視しています。国際労働機関(ILO)とユニセフが定義 する児童労働を厳しく禁止している農園と提携し、子どもたちの教育と健康を守っていま す。また、地域社会における女性の重要な役割を認識し、彼女たちに意思決定の機会を提 供することで、女性の地位向上を支援しています。
さらに、カカオ生産者のための従業員貯蓄制度(収入の一部を貯蓄し、必要な時期に資金 を得られる仕組み)を通じて、生産者が重要な時期に資金を得られるようサポートしています。
ダルシーは、自然環境の保護にも積極的に取り組んでいます。持続可能な生態系を支える 生物多様性を大切にし、農業と森林管理を組み合わせたアグロフォレストリーシステムの開 発に力を入れています。
また、カカオ豆は有機栽培で育て、農薬の代わりに天然除草剤を使用しています。これによ り、環境に配慮しながら消費者の健康を守る農業を実践しています。
カカオ豆は110℃の低温でじっくりと焙煎されます。
その後72時間かけて花崗岩のローラーで細かく砕かれます。
砕かれたカカオ豆はさらに数段階の工程を経て、滑らかでクリーミーなチョコレートへと仕上げられます。
チョコレートはテンパリング(温度調整)され、美しい光沢と適切な食感を持つ完成品となります。
すべての工程で慎重に選ばれた原材料を使用し、細部にまでこだわり抜いています。